宮古諸島の新しい玄関口、みやこ下地島空港。まるでリゾートホテルのラウンジのような空港なので、空港自体でも楽しむことができます。
そんなみやこ下地島空港の楽しみ方をご紹介しますね。
みやこ下地島空港とは?
沖縄本島から南西に約300㎞。宮古諸島の下地島にある「みやこ下地島空港」は、2019年3月に新ターミナルが開業した、宮古諸島の新しい玄関口です。
あまり聞きなれない下地島ですが、伊良部島の隣にあり、伊良部島とはいくつかの橋でつながっていますが、車で移動しているとその境目もあまりわからない状況でした。
伊良部島は、宮古島と伊良部大橋でつながっており、みやこ下地島空港から宮古島の中心地までは車で30分ほど。
宮古諸島観光の際に利用したい空港です。
かつてはパイロットの訓練用空港でした
みやこ下地島空港は新たに設置された空港ではなく、パイロットの訓練用空港として1980年から利用されていました。
それと同時に、那覇空港との定期便も1994年まで運航していたのですが、利用者が少ないこともあり、運休。チャーター便を除き、長らく訓練飛行だけが行われていました。
そのため、空港近くには訓練パイロットが宿泊していた宿舎を改装したホテル『下地島コーラルホテル』もあるんですよ。このホテルには当時の面影があちらこちらに残っています。
観光客に人気の17ENDは、海もとってもきれいなところです
訓練飛行のタッチアンドゴーを見ることができる、17END。この17ENDは、みやこ下地島空港の敷地外の北側に位置しており、海にまっすぐ伸びる進入灯の桟橋を眺めることができます。
こちらも伊良部ブルーの海がとてもきれいなところ。
かつては観光バスがやってくるほどだったそうですが、現在は車両の進入が禁止されているため、近くまで車両もしくは自転車等で向かい、海岸沿いを歩いて向かうのがおすすめです。
タイミングが合えばタッチアンドゴーが見れます
訓練飛行は現在も行われているので、タイミングが合えばタッチアンドゴーを見ることができるようです。
訓練飛行の予定は、みやこ下地島空港のFacebookなどで発信されていますので、フォローしてみてね。
みやこ下地島空港へは成田もしくは関空から
みやこ下地島空港への国内線は、ジェットスターが成田空港と関西国際空港からそれぞれ1便就航しています。
成田空港からは毎日就航しており、所要時間は約3時間。
LCCだとちょっと大変かしら?と思ってしまいますが、3時間であればそんなに大変さを感じることなく行くことができます。
とはいえ、成田空港を朝に出るので、機内での飲料や食べ物は必要でした。機内でも購入できますが、事前に購入の上持ち込んだ方悩まずにすみますよ。
国際線は香港便があります
みやこ下地島空港には国際線も就航しており、こちらは香港エクスプレスの香港便が週に3日就航しています。
空港での楽しみ方
まるでリゾートホテルのラウンジのようなみやこ下地島空港ターミナルの楽しみ方をご紹介。
到着時
飛行機を降りたら、徒歩でターミナルへ向かうみやこ下地島空港。
もうその時点で非日常を味わうことができます。
春や夏は、お花も綺麗に咲いているんでしょうね。
到着時は、チェックインエリアのみ立ち入ることができます。
こちらにあるのが、coral port Grab&Go。
到着したら、さっそく海ぶどうのサンドイッチや、カラフルなアイスを楽しんじゃいましょう。
こちらは、空港利用者以外も利用可能。滞在期間中に遊びに来るのもいいですね。
島時間郵便局で、島についた記念のお手紙を出すのもいいかも。
ただし、島時間で届くので、いつ届くかは誰にもわからないんですって。
出発時
制限エリア内では楽しみ方いろいろです。
屋内でも屋外でもラウンジ気分を味わう
制限エリア内のウェイティングスペースには、空港にいることを忘れてしまいそうな、おしゃれなスペースもあります。
気持ちいい風にあたりながら、ゆったり読書なんて時間の過ごし方もいいですね。
外の水上ラウンジにもベンチが設けられており、雨の日以外は搭乗まで外で過ごすこともできますよ。
水に囲まれた水上ラウンジは、フォトスポットにもなっており、たくさんの人が思い思いの写真を撮っていました。
シーサーもあちこちにいるので、シーサーを探してみてはいかがでしょう。
屋内のcoral port LOUNGE Cafe&Barとcoral port LOUNGE the Kitchenでは、宮古そばや南国カクテルがあり、旅の最後のお食事を楽しめます。
内装は、沖縄の高級木材であるテリハボクを使用ているそう。
モヒートを楽しむ
OKINAWAラムを使用した、空港オリジナルカクテル「17END」。
お酒はあまり飲めないけど、モヒートは大好きなわたしは、何杯でも飲みたくなっちゃいました。
フォトスポットを満喫
制限エリア内にあるいくつかのフォトスポット。
南国らしい風景や、これから乗る飛行機の整備の様子も撮影できちゃいます。
沖縄といえば泡盛。
鮮やかな色の伝統的な宮古島の織物。
ここでしか買えないお土産
宮古諸島のどのお店でも買えなくて、みやこ下地島空港でしか購入できないジェットスターグッツや17ENDモチーフのグッツ、そのほかオリジナル泡盛など、みてるだけでも楽しいお土産はついつい買い過ぎちゃうんですよね。
こんなに綺麗な17ENDガラスのピアスも空港限定商品です。
このピアスを作っている海工房さんのアクセサリーはオンラインでも購入できます。
搭乗も楽しめる
搭乗する時も徒歩移動。他の空港ではできない体験を、最後の最後まですることができますよ。
島内の移動手段は事前に確保しておこう
みやこ下地島空港は、宮古諸島の北西にあるので、伊良部島へ行く場合も宮古島へ行く場合も何かしらの移動手段が必要になります。
飛行機の発着に合わせた路線バスも運行していますが、移動が限定されてしまうため、路線バス以外の移動手段も事前に確保しておくことをおすすめします。
レンタカーはほとんどの人が利用するため、余裕を持った行動が大切
みやこ下地島空港利用者の多くが、空港内レンタカー会社のレンタカーを利用します。
レンタカー会社も車両数も沖縄本島ほど多くないようですので、希望車種がある場合、早めの予約は必須です。
宮古諸島は軽自動車の方が小回りが利く?
宮古諸島を旅していて感じたのが、軽自動車をレンタルする人の多さです。一概にすごく多いとは言い切れませんが、それでも軽自動車は目立ちました。
これは、
- 沖縄本島に比べて移動距離が少ない
- 狭い道も多いので軽自動車の方が小回りが利く
といった理由があると思います。
実際に、軽自動車での移動でも不便はしないだろうなと感じました。
大人数や子連れでなければ、軽自動車をレンタルしてみてはいかがですか?
また、返却時は便数の少ない飛行機の出発に合わせて返却に向かいますので、返却に時間がかかり乗り遅れた!ということにならないように、早めの行動が大切です。
空港に早くついてしまっても、空港内で楽しめますので、余裕を持って行動してくださいね。
送迎を行っているホテルもあります
ホテルステイを楽しめるホテルも増えているので、島内観光はほぼしないよという人には、ホテルで行なっている送迎を利用するということもできます。
そのようなホテルでは、ホテル手配で観光タクシーを依頼できたり、ホテルでラグジュアリーカーのレンタルもあるので、利用してみるのもいいですね。
みやこ下地島空港から送迎を行っているホテル
イラフSUIラグジュアリーコレクション 沖縄宮古
レンタサイクルで気ままにサイクリング
みやこ下地島空港では、電動自転車のレンタルを行っています。
風に揺られながら、島時間に合わせて気ままにサイクリングを楽しむのもいいですね。
まとめ
旅の発着の場所でありながら、なんとなく通り過ぎるだけになってしまう空港ですが、楽しめる空港は増えています。
そのなかでも、みやこ下地島空港は「空港から、リゾート、はじまる。」のコンセプト通り、空港自体がリゾート施設として楽しめます。
空港に早くつきすぎて時間を持て余す、なんてこともなく、むしろ時間が足りなくなるほどに充実した時間を過ごせるみやこ下地島空港。
是非一度訪れてみてくださいね。