オーガニックセプテンバー(英:Organic September)とは、主にイギリスで行われている、食品や飲料、コスメ、衣服など様々なジャンルでオーガニックなものの良さを知ってもらおうというキャンペーン月間。
オーガニックというと、まだまだ身近な存在に感じていない方も多いかもしれませんよね。わたしも、なんでもかんでもオーガニックというわけではありませんが、取り入れられるものは取り入れています。
わたしがオーガニックを取り入れている理由と、取り入れることで生まれるいいことなどをお伝えしますね。
オーガニックとは何か

オーガニック=無農薬と勘違いされることもまだまだ多いようですが、オーガニック=有機と同じ意味で、農薬や化学薬品に頼らず、太陽や水、土などその自然の恵みを生かした農林水産業や加工方法のことを言います。
オーガニックだから無農薬、と思いがちですが、全てが無農薬というわけではないのです。農薬を使っているものもあれば、無農薬のものもあります。
この辺、ちょっと混乱しますね。
というわけで、きちんと確認するために農林水産省HPを覗いてみると、『有機農業の推進に関する法律』というのがあり、オーガニック(有機農業)の定義がきちんと記載されておりました。
- 化学的に合成された肥料及び農薬を使用しない
- 遺伝子組換え技術を利用しない
- 農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減する
農業生産の方法を用いて行われる農業です。出典:http://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/yuuki/
つまり、オーガニック(有機農業)とは、大量生産が行われる以前に行われていた、環境にも配慮しながら必要な分だけ天然の農薬を使った農業ということになるでしょうか。
化学肥料を使っていないというと、人体に与える健康面にばかり目がいってしまいますが、人体に影響が少ないということは、自然環境にも影響が少ないんですよね。
そのため、オーガニック栽培がおこなわれている田んぼや畑には、生き物がたくさんいると言われています。生き物がたくさんいる環境は、地球はもちろん人の体にとっても負荷が少ないのは明らか。
漠然と、「オーガニックは体にいい」とだけ思っているのと、「環境への負荷をできる限り低減して作られたものだ」ということを知っているのとでは、オーガニックへの意識も変わってきますでしょ。
オーガニックとの出会い
わたしが生まれ育ったところは超田舎なんですが、わたしが子供のころから、循環型の社会にしていこうという取り組みをしているところでありました。
例えば、ごみの分別。
今では当たり前となっている分別ですが、昭和のころから何種類にも分別が行われておりました。
その中でも、生ごみは、それだけを収集し発酵・熟成させて、堆肥として生まれ変わらせ、市内の畑で利用し作物を作るという取り組みをしています。(こちらは検証期間を経て、1997年から本格始動)
きっかけは、農業従事者からの「土が弱ってきている」という意見だったそうですが、
- 化学肥料をやめて堆肥へ
- その堆肥のもとになるものを各家庭の生ごみに求め
- 実際に自治体として動いた
ことで、栄養価の高い土で農作物を育てられるようになっただけでなく、その育てた農作物を家庭に提供することができ、さらにはごみの量も減らせたというところで育ちました。
そのため、わたしにとってはオーガニックは、ある日出会ったものではなく、子供の頃から比較的身近にある存在だったんだと思います。
とは言え、今わたしが、全てをオーガニックにとするのはちょっとしんどいなぁと思っているので、現状としては、無理なくオーガニックを取り入れて生活しています。
取り入れているオーガニックなものとその理由
めんどくさがりなわたしなので、どれも単純です。ゆえに自然に取り入れられるんだと思います。
たべもの
一番身近なのはたべもの。一番取り入れやすいのも食べ物ではないでしょうか?
わたしも、全てではないですが取り入れるようにしています。理由としては
野菜などそのものの味がしっかりしている
残留農薬の心配がないので丸ごと食べられる
ゆえに、調理がらく
化学肥料を使っていない農作物を、化学調味料をほとんど使わず食べるので、体にいい
といった感じでしょうか?
とにかくお味がいい
そのため、シンプルな味付けでいただけるので、調理がらくになります。丸ごと食べれるから、皮をむくなどの工程を一つ減らせてるとだけ思っていましたが、ゴミも減らせてましたね。
また、化学肥料が使われていないということは、体に悪いものも体内に蓄積されないということなので、健康的に過ごせるってことでしょうね。
わたしは、体が強くはないけど丈夫なのは、農薬とか化学調味料とかの摂取が少なかったからだと確信しています(というか、それ以外に思い当たることがないだけなんだけど)。
おいしく食べて健康に、とはこのことだろ?と思いますよ。
肌に触れるもの
衣類なども肌が直接触れるものは、極力オーガニックにしています。
夫は肌が非常に弱いのですが、肌着などで化学繊維のものを着ると、すごく肌荒れをしてしまいます。
特に夏などは、汗をカラッと吸ってくれる(?)素材のシャツなどがありますが、一度着用してみたところ、汗を吸ってくれる代わりに肌がボロボロになってしまうという、せつない結果となってしました。
肌に直接触れるものこそ、化学繊維は避けるべきだと痛感した出来事でありました。
わたしは比較的肌が強い方なのですが、生理用品などはオーガニックコットンのものを使っています。
何といっても、体がらく。
それまでの化学繊維のものによる不快さは何だったんだ?と思うくらい、体がらくで不快さもほとんどありません。
生理期間中の不快さに悩まれている方は、オーガニックコットンの生理用品を試してみてください。楽さ加減に驚くはず!
オーガニックを選ぶことで、人も地球も元気になっていく
オーガニックなものを取り入れる、というと、体にいいとか安全とか、その辺が注目されがちですが、地球環境をきちんと循環させることができ、人も地球もムダを減らすことができます。
オーガニックはお高いというイメージもありますが、オーガニックを取り入れることにより、少ない調理時間で済むので時間を手に入れることもできるし、栄養価の高いものを食べることができるので、健康的な生活を送れるようになるので、むしろお得なんじゃないかな。
そして、どれだけ健康的な体を手に入れても、地球上に住んでいる限りは地球が元気じゃないと何もできません。
便利になった反面、地球環境の悪化が叫ばれるようになって、もう何十年もたっている気がします。
地球環境を改善できるのは、一人ひとりの小さな行動が大事だとわたしは思うのです。
今すぐすべてをオーガニックに、とは言わないし、わたしもできませんが、せっかくオーガニックセプテンバーという機会があるんですもの。
9月中に一日くらい、オーガニックについて考えて、行動してみてはいかがです?
意識して、行動してみると、すごく心が豊かになるよ
ぜひ、おためしあれ。