中学生までのお子さんをお持ちの方は、毎年6月に『現況届』の提出が求められますよね。
この現況届、自治体によってはマイナンバーカードを利用してオンライン申請が可能なんですが、本年からわたしが住む自治体でも可能になったので、オンライン申請をしてみました!
マイナンバーカードを使ったオンライン申請ってどんな感じ?簡単にできるの?など気になる点をご紹介しますので、今後の参考にしてくださいね。
児童手当の『現況届』とは

中学校卒業までの児童を養育している方が受給できる児童手当。月額5,000円〜15,000円(子供の年齢や所得により異なる)を、毎年6月・10月・2月に、それぞれの前月分までの手当を受給できるものになります。
受給は、居住地の自治体から行われるので、
- 子供が生まれた時
- 他の自治体から転入した時
には、認定申請書の提出が必要で、該当の児童がいても、提出せずに認定されないと受給できないんですよね。
児童手当は、1度認定を受ければ中学校を卒業するまで受給できるというものではなく、毎年6月に状況を把握し児童手当を引き続き受給できる要件をみたしているかどうかの確認が必要で、その確認のための書類が『現況届』となります。
記載する内容としては、
- 請求書の本年及び前年1月1日時点の住所(その自治体に住んでいたかどうか)
- 請求者の加入年金
- 配偶者情報
- 子供の情報
などで、請求者の氏名年齢や子供の氏名年齢などは記載されたものが送付されることが多いです。
この『現況届』は概ね6月中に返送することになっているんですね。
マイナンバーカードを使ったオンラインでの現況届提出ができるようになった
地方公共団体が提供している行政サービスを検索したり、オンライン申請できるサービスである『ぴったりサービス』を利用したオンラインでの現況届提出ができる自治体が増えてきましたね。
- 知りたい制度・手続を簡単検索
子育てに関する手続をはじめとした、さまざまな申請や届出を地域別に検索し、その詳細を確認することができます。 - 申請書のオンライン入力、入力済の申請書印刷
一部の手続では、オンライン上で申請書を作成し、印刷をすることができます。
オンラインで作成した申請書を窓口に持っていくことで、手続の申請をスムーズに行えるようになります。 - 手続のオンライン申請
一部の手続は、オンライン上で申請内容を送信することができます。申請内容は途中で保存し、お好きなタイミングで再開することができます。
また、マイナンバーカードで電子署名が可能です。
現況届をオンライン提出する場合の必要要件は以下の通りになります。
- 申請できる人
マイナンバーカードを所持している受給者(マイナンバーカードで電子署名をするため) - オンライン手続きできる人
受給者及び受給者の配偶者 - 手続き方法
「ぴったりサービス」のサイトにログイン
※現状届の案内に、ぴったりサービスのQRコードが記載されている場合があります - 申請に使用できる機器
パソコン(Windows・Mac)及びスマホ
※申請が初めての場合は「マイナポータルAP」のインストールが必要(パソコン・スマホ共に)
パソコンにて申請を行う場合には、マイナンバーカードを読み込むために、マイナンバーカードに対応したICカードリーダーが必要になります。
Windowsには対応しているけどMacには対応していないICカードリーダーなどもあるので要注意!
WindowsにもMacにも対応しているICカードリーダーならこちら
現況届のオンライン申請のやり方
現況届をオンライン申請する場合は、オンライン申請に対応した機種を使用して行います。
- STEP01ぴったりサービスにアクセスオンライン申請を行っている自治体では、現況届の案内にQRコードの記載があったり、自治体のホームページからぴったりサービスにアクセスすることができます
- STEP02必要事項の入力申請者情報・受給者情報・子の情報などを入力
- STEP03電子署名を行う入力がひと通り終わったら、マイナンバーカードを読み込み、暗証番号を入力します。
暗証番号の入力が終わったら申請は終了!
申請後は受付完了のメールが届きます。

申請の翌日には、申請完了のメールも届きました。

郵送で提出した場合には、受領完了されたかどうかわかりにくいですが、オンラインだと受領の確認もできるのでなんだか安心ですね。
現況届オンライン申請をやってみた感想
手書きしなくていい
郵送するためにポストに行かなくていい
受領確認ができるのがいい
現況届の用紙には記載してある申請者の情報や子供の情報などは反映されない(各自入力)
申請する内容は、紙の用紙のものと変わりませんのが、申請者の住所氏名・子供の氏名等などの情報は自動で反映されるものではなく、一から入力していく必要があります。
入力順は、現況届の通りなので申請に迷うこともなくあっという間に申請が終わりましたので、手書きよりパソコン入力の方が楽なわたしにはとっても楽に申請をすることができました。
また、申請完了後及び自治体にて受領後にはお知らせメールが届くので、届いたかどうか心配になることもありません。
この調子で、自治体に関わる様々な申請がオンラインでできるようになると、さまざまな
物事がスムーズに進みそうですよね。
今後、マイナンバーカードによる電子署名を行うオンライン申請は増えていきそうなので、現況届をオンライン申請する機会があるようでしたら、一度お試しあれ。