これまで何度か夫婦で飛行機旅行をしてきたので、子供がいてもそんなに変わらないと思ってたんですが、やはり少し勝手が違いました。わたしの経験をもとに、気をつけたい点をご紹介しますね
第3ターミナルまでの移動手段
成田空港第3ターミナル。2015年に供用が開始されたこのターミナルは、鉄道駅や隣接する駐車場がありません。そのため第3ターミナルへ行くには、
自家用車利用の場合はP2利用が便利
各地から出ている空港行バスの場合は第3ターミナルにて下車
なのですが、電車・自家用車の場合第2ターミナルから第3ターミナルへの移動が必要となります。
その距離、630メートル…
どれくらい時間がかかるのか意外と想像がつきませんが、公式案内によると
となっています。
第3ターミナルがオープンしたての頃は、第2ターミナルから第1ターミナルを経由し第3ターミナルへと向かう連絡バスしかなかったのですが、現在は第2・第3ターミナル間の連絡バスが充実しているため、バス移動が断然おすすめです。
ターミナル連絡バスがバス停に停車していないと、せっかちなわたしは、「待つくらいなら…」とつい思ってしまい歩いていってみたのですが、
子供を連れている
というだけで、大人二人で歩いて移動するときより大幅に時間がかかってしまいました。
まだ一人で歩けないお子さん連れの場合、ベビーカーにしても抱っこにしても、一人で歩く時のスピードより遅くなりますよね。歩けるお子さんでも、その子のスピードに合わせて歩く必要があるし、15分歩き続けること自体大変で、途中から抱っこすることになったりもしますよね。
「徒歩で15分」はあくまでも【大人だけの場合】。小さいお子さん連れの場合は、20分から30分はかかると思っていただいたほうがいいです。
その点バスであれは、混み具合にもよりますが、お子さんと一緒に座って移動することが可能ですし、何より荷物を自分たちで持ち運ばずにすむので、出発前に不要な疲れを残さずにすみますよ。
運行本数も日中でも3〜5分。次のバスはすぐにやってきますので、少しの待ち時間で乗車することが可能です。
第2ターミナルから第3ターミナル間の移動は連絡バスを利用しよう。
この場合の所要時間は、駅の改札もしくは駐車場からゆっくり進むことを想定しても、約20分です。
乳幼児と一緒の場合、自動チェックイン機および事前チェックインの利用はできません
2020年10月現在は、新型ウィルス感染拡大防止措置として、第3ターミナルの自動チェックイン機はクローズしているところがあります
預ける手荷物がないとチェックインカウンターに並ばず自動チェックイン機でのチェックインや、オンラインチェックインによるチェックインをしたいところですが、座席を必要としない2歳未満の乳幼児と一緒の場合は、チェックインカウンターでのチェックインが必要となります。
2歳未満の乳幼児は、大人1名に対し乳幼児1名は座先を必要とせずに搭乗できるのですが、乳幼児の年齢確認をするため、カウンターでのチェックインとなります。
自動チェックイン機利用者やオンラインチェックイン利用者が多くなっているとはいえ、朝の時間など離陸便が多い時間はチェックイン自体にとても時間がかかってしまいます。チェックインできなかった!とならないように、気をつけましょう。
最終的に別レーンにて優先チェックイン…
子連れ飛行機旅、ふたつ目のトラップでした
2歳未満の座席を必要としない乳幼児と一緒の場合、チェックインはチェックインカウンターのみ。チェックインカウンターが長蛇の列ができているかもと想定して行動しよう
年齢確認用の乳幼児の生年月日がわかるものを忘れずに
親がどれだけ「うちの子は2歳未満なんです」といったところで、公的に証明はできないもの。そのため、乳幼児のチェックイン時には、生年月日が確認できる書類が必要となります。
国際線であれば、パスポートにてOK。
パスポートの必要ない国内線の場合は、お子さんの保険証や母子手帳などを提示しましょう。もちろん、パスポートもOKです。
確認ができないと、乳幼児扱いしてもらえないだけでなく、座席が確保できずに搭乗すらキャンセルせざるを得なくなることも想定されます。生年月日のわかる公的書類は必ずお持ちくださいね。
チェックイン時の年齢確認はもちろん、旅先での不測の事態に備えて、子供の健康保険証を持っていこう
買い物やトイレはセキュリティチェックの前にすませよう
成田空港第3ターミナルの場合、搭乗口は「バスゲート」と「サテライト」の2種類があります。
バスゲート利用の場合、ラウンジにもトイレはありますが、赤ちゃんのおむつ替えをゆっくりすることはかなり難しいです。
サテライトの場合、トイレも複数ありベビールームもあるので、出発前のおむつ替えも比較的しやすくなっています。
どちらの場合も、ショップは限られていますので、機内で飲むドリンクなどのお買い物は事前にすませてから、セキュリティチェックに向かうのがベター。
乳幼児のセキュリティチェックは、抱っこしたまま一緒に通れます。
抱っこひもで抱っこしていればパパもママもお子さんもセキュリティチェックを通るのがとても楽ですよ。
買い物とトイレは、セキュリティチェックの前にすませよう
ベビーカーは無料で預けることができます
搭乗の際に荷物を預けると、到着後の荷物の受け取りで待つのがちょっとめんどくさいのと、LCCの場合はお金がかかると思っていたわたしたち。そのため、初めての子連れ飛行機旅の際は、「ベビーカーはあったら便利だけど持っていかない」という選択をしたのでした。
しかし、ベビーカーは無料で預けることができるんです!さらにジェットスターの場合、折りたたんだ大きさが機内持ち込みサイズを超えず、保護カバーなどで梱包されていれば、機内持込手荷物枠とは別に機内に持ち込むことができます。
日頃から抱っこよりもベビーカーという方は、旅先で抱っこし続けるのも大変ですよね。またお子さんも普段使っているベビーカーのほうが旅先でも安心して過ごすことができます。
無料で受託手荷物に預けることができますので、旅行の際も気兼ねなく持って行ってください。
日頃から使っているベビーカーや簡易ベビーベットは、チェックイン時に無料で預けられます