LCCのおかげでより身近になった子連れ飛行機旅。
と言っても「LCCも初めてなら成田空港も初めて〜」という方のために、成田空港第3ターミナルへの行き方や、搭乗時の注意点などをまとめました。
飛行機旅行の際の参考にしてくださいね。
成田空港を発着する国内線LCCは何があるの?
成田空港を発着する国内線LCCは、ジェットスター・ジャパン、Peach、Spring Japanの3社。
就航先も
- 北海道:札幌(新千歳)/ 釧路 / 女満別
- 近畿:大阪(関西)
- 中国:広島
- 四国:松山 / 高知 / 高松
- 九州:福岡 / 長崎 / 宮崎 / 熊本 / 大分 / 佐賀 / 鹿児島 / 奄美大島
- 沖縄:那覇 / 石垣 / 宮古(下地島)
と、19都市。九州にいたっては、全県に就航してるんですよ。成田空港からより遠くのところに、お得に早く行けちゃうのがLCCの魅力の一つだなぁと思っています。
成田空港で国内線LCCの発着といえば、LCC専用ターミナルである第3ターミナルなのですが、Peachは第1ターミナル南ウイングからの発着となります。
第3ターミナルへの行き方
第3ターミナルは、2015年4月にLCC専用ターミナルとして整備しオープンしたため、隣接した駅や駐車場がありません。
第3ターミナル前に乗降場が設けられていますが、こちらはバス及びタクシー、身障者のみとなっており、自家用車での利用はできないんですね。
各地から第3ターミナルへ行く場合は、
- 各地から発着している、「成田空港行きバス」にて、第3ターミナル下車
- 電車なら:空港第2ビル駅下車→(第2ターミナル→)徒歩もしくはターミナル連絡バス
- 自家用車なら:①場内駐車場利用(P2北がオススメ)→(第2ターミナル→)徒歩もしくはターミナル連絡バス
②周辺御南駐車場利用→送迎バスにて第3ターミナル下車
のいずれか。
空港周辺の路線バスや周辺ホテルバスは、第3ターミナルへ乗り入れていないため、路線バス利用でも、第2ターミナルから徒歩もしくはターミナル連絡バスの利用となります。
周辺ホテルからの送迎バスは、4時台・5時台のみ第3ターミナルへの送迎を行っているところがあります。
早朝便利用時に周辺ホテルへ前泊の際は、早い時間であれば第3ターミナルにて下車できますが、6時台以降は第2ターミナルまでの送迎→ターミナル連絡バス利用となります。
第3ターミナルへのルート
駅利用の場合、JR・京成共に改札を抜けて左手の方を向くと、【←第3ターミナル】という案内表示が見えてきます。
第3ターミナルへ向かうには、
- 一度地上に出てアクセス通路を利用するか
- ターミナル連絡バスを利用するか
なので、エスカレーターもしくはエレベーターにて地上へ向かいます。
エスカレーターも、カートの利用がOK!荷物が多くても安心です。
床には、色分けされた案内表示が。
行き先だけでなく、現在地からの距離がわかるのもうれしいですね。
エレベーターは、エスカレーターの奥にあります。荷物が多い場合や、ベビーカー利用の場合は、エスカレーターをご利用くださいね。
地上に出ると、青いレーンが第3ターミナルまで続いています。
この青いレーン、アクセス通路内では、陸上競技でも使われるゴムチップを使用しているんですよ。
このゴムチップ、弾力があるため、スーツケースのキャスターへの摩擦が増してしまうよで、持っていると思っている以上に重たく感じてしまいます。
ここから徒歩で第3ターミナルへ向かうと、アクセス通路経由でおよそ1 0分かかります。
おすすめは、第2・第3ターミナル間の連絡バス利用。
子供連れで荷物も持って、という状態で、徒歩での移動ってとっても大変ですもの。
ここは、第2・第3ターミナル間を約5分間隔で運行しており、所要時間もおよそ3〜5分の、連絡バスを利用して、無理なく第3ターミナルへ向かいましょう。
ターミナル連絡バスは、第3ターミナルバスプールの下記の場所に到着します。
横断歩道を渡り、エスカレーターを登った先に、第3ターミナルが広がります。
かつては、バス乗り場の外は制限区域内となっていたため、勝手に出入りすることはできませんでした。
そのため、第3ターミナルのバスの乗り場にはこのように扉がついており、バスが到着すると扉が開いて乗降できるようになっていたんですよ。
この扉の向こうが第3ターミナルです!
駅もしくは駐車場から第3ターミナルまでの所要時間は?
《徒歩の場合》
空港第2ビル駅の改札から、もしくは、駐車場(P2北)に駐車し、地上に出るまでが約5分。
地上に出てから、連絡通路経由で第3ターミナルへ向かうと最低でも10分かかります。この間、トイレはありませんので、第2ターミナル内で済ませておいてくださいね。
《バス利用の場合》
空港第2ビル駅の改札から、もしくは、駐車場(P2北)に駐車し、バス乗り場までが約7分。
バス乗り場からターミナル連絡バスに乗車し、第3ターミナルまでが約3〜5分(待ち時間含まず)。
バスは待ち時間があるから…と思いがちですが、日中でも約5分間隔で運行しており、子連れで荷物もあるので、断然バス利用がおすすめ!
第3ターミナル内をぞいてみよう
ターミナル入り口から入るとすぐに、各航空会社のチェックインカウンターが広がります。
搭乗の際は、まずここでチェックインを行なっておきましょう。
手荷物を預ける際、預けてからチェック完了まで約10分ほどかかります。
万が一、荷物の再チェックが必要になった場合は、もう一度チェックインカウンターに行く必要があります。セキュリティチェック後でも、チェックインカウンターまで戻らなくてはいけないので、先にチェックインを済ませておき時間に余裕を持っておきましょうね。
チェックイン後は、フードコートでひと休みして、時間によってはお食事しておくと安心です。
ベビールームは入り口入ってすぐのところと、フードコート脇の2箇所に設置。
成田空港へはどれくらい前に着いておくべき?
セキュリティチェックを終え、出発ゲートへ向かうわけですが、第3ターミナルの出発ゲートは
- バスゲート
- サテライト
の2箇所あります。
バスゲートは、その名の通りバスで搭乗口まで向かうもので、セキュリティチェック後すぐにゲートに到着します。
サテライトは、セキュリティチェック後、連絡ブリッジを登ったり降りたりした先にありますので、サテライトに着くまで5分以上かかります。
国内線だから…と安心していたのに、搭乗口が遠くて搭乗締め切りぎりぎりだったとならないように、到着時間を逆算して考えてみましょう。
チェックイン開始から、出発までの時間を逆算するとどれくらい?
チェックインから出発まで、各航空会社とも、概ね下記のような流れになっています。
2歳までの子供を連れている場合、搭乗の際優先してもらえるので、できれば優先搭乗したいもの。そうすると、出発ゲートには離陸の25分前には確実に着いておきたいですよね。
チェックイン締め切りから搭乗開始までは10分あるので、少し余裕に感じますが、LCC自体の就航本数が増えたこともあり、セキュリティチェックも並んですぐにゲートを通れることの方が少なくなっています。
そのため、セキュリティチェックには、搭乗ゲート到着の15分前には並んでおきたいところです。
乳児を連れている場合、自動チェックインが利用できません
座席を必要としない2歳までの子供と一緒の場合、自動チェックインが利用できず、カウンターにて子供の身分証明書の提示等をしたうえでチェックインとなります。
カウンターチェックインの場合、同じ飛行機に乗る人達の列で混み合うことが多いので、余裕をみて、セキュリティチェックに並ぶ10分前には並び始めたいところです。
子供のおむつ交換や、機内で飲むドリンクの購入などは、チェックイン後もセキュリティゲート通過後もできますが、時間通りに進んでくれないのが子連れ旅。というわけで、チェックインまでにすべてを終わらせておくためにも成田空港には最低でも離陸の1時間前には到着しておきましょう。
いろんな不測の事態を想定しても、離陸の1時間半前に到着していれば余裕をもって搭乗することができますよ。
飛行機見学がてら、シミュレーションしてみるのもおすすめです!